転職回数をごまかすとどうなる?
ごまかすのはダメ
転職回数が多いナースは、少ないナースと比べるとマイナスなイメージを持たれやすくなるのは仕方がないことです。人気の病院だと、転職回数の上限をあらかじめ設定しているところもあります。では、転職回数をごまかすとどうなるのでしょうか?事実を隠すことによってどのようなリスクがあるのかを紹介していきます。
実際にばれることはある?
まず、転職回数をごまかしたことがばれるかどうかですが、結論から言えばその場で採用担当者にばれることはないでしょう。直近の勤務先については調べることができるでしょうが、これまでの履歴まで細かく調べることはほとんどないでしょう。年金手帳に過去の勤務先がすべて記載されていることもありますが、それは稀なことです。また、再発行をすると空欄になります。じゃあごまかしても問題ないのか?というとそれは違います。可能性は低いですが、ばれることもあります。
どのようにしてばれる?
まず、面接時の受け答えや入職後の会話で話の辻褄が合わずに疑われてばれることがあります。また、職安の担当者が守秘義務を守らないという可能性もあります。普通は守秘義務があるので本人以外の問い合わせには答えてはいけないのですが、担当者によっては職歴を口外してしまうケースもあります。面接で話していた経歴や実績と実際の業務スキルに差があり、その点を疑われて経歴詐称が発覚するケースもあります。さらに、最近ではほとんどありませんが、探偵の雇用調査によってばれる可能性もあります。規模の大きい病院や、重要なポストに就く場合は身辺調査が入るかもしれません。
どんなリスクがある?
そもそも、現時点で転職回数が多いことに多少なりとも引け目を感じているのであれば、経歴をごまかして転職したところで「いつかばれてしまうのではないか」と不安になり集中して業務に取り組むことができません。よほど図太いか、ばれてもいいと考えているのであれば話は別ですが、少しでも不安な気持ちがあるなら新しい職場も長続きはしないでしょう。
小さい規模の職場であれば、経歴に嘘があっても見逃してくれるケースが多いです。大手ならばれたら即解雇もあり得ますが、規模が小さいところは慢性的な人手不足に悩まされていることが多いので、仕事に支障がなければ見逃してくれることもあるのです。ですが、その職場が今後業績悪化などの理由で職員削減をするときは、真っ先にリストラの対象になるでしょう。経歴詐称を理由に退職金を支払わなくてもいいとして、リストラを通告されます。
なによりも、転職回数を隠すのではなくて、転職回数が多くても転職ができるように努力をすることが大切です。
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